つながり会員に入会頂くと半年ほどかけて一緒にエンディングノートを作成します。
エンディングノートには、
健康状態や病歴、アレルギーの有無、延命治療への考え方、
葬儀や納骨への指示や希望、訃報あるいは死亡通知リスト、
ライフラインや生活上の支払種別などの他に
家系図や職歴、≪わたし史≫と題した趣味趣向や今までの歩みもお聴きします。
職歴やわたし史は契約上必須ではありません。
なぜ、身元保証人としてそこまで聴きたいのか。インタビューするのか。
それは、入会後は一生涯のお付き合いになる。
一方、認知症は誰にでも訪れるかもしれない現実がある。そうなった時に
その方の今までや趣味などを知っていれば会話のヒントになると、
経験上も知識上も知っているからです。
今までにでも数名の方が、入会から数年後認知症発症により判断能力が乏しくなり
身元保証人である私たちは後見人になれないので、
成年後見人を申し立てて就任された後見人と、私たちが協働してサポートしています。
認知症になったからといって全てを忘れる、分からなくなるわけではありません。
会話もするし、判断もするし、喜怒哀楽も当然あります。
そんな時に、エンディングノートが、今までの歩みが役立ちます。
昔の事や趣味などの話により会話がスムーズに出来たり、意思疎通が図れます。
何よりも、会員さんの人生を聴いた私たちは会員さんに感情移入します。
その想いが私たちの表情に現れ、その顔を見た会員さんは私たちを受け入れてくれます。
認知症発症に関係なく、相談事や緊急時、会員様が弱っている時には
私たちは必死になります。
それは、身元保証人だからというよりも、その方を知っているからです。
自分で書いてて恥ずかしいです(笑)
でも、想いはそうなんです。身元保証人とはその方の感情に寄り添う仕事だと思っています。