6月19日神戸新聞:夕刊のイイミミに
つながり会員さんと同じような経験をされた高齢者の記事が載っていました。
つながり会員Aさんのエピソードです。
身元保証と死後事務委任契約以降、エンディングノートを使った打合せを重ねて、
死後事務に要する預託費用の目安もたっていました。
一方で遺言作成の意思もあるので、死後事務預託費用の追加預りは不要。
そして弁護士と遺言打合せを始めた頃の出来事です。
警察から僕たちに電話が。
『Aさんが銀行で、こうべつながりに葬儀代を渡すから現金を持ち帰ると言っている』との事。
僕 「確かにAさんは会員ですが、葬儀代を預かる予定はないです。」
警察も銀行も詐欺を心配し、現金持ち帰りではなく自身の別口座への送金を促すが
Aさんは持ち帰るの一点張りで埒が明かず、現金を持って警察と一緒に自宅へ。
自宅に駆け付けた僕と、警察にも立ち会ってもらいAさんと話す。
『つながりさんとお金を渡す話(約束)はしていないが、追加預託としてやっぱり預けたい気持ち。
ただ、現金で持ち帰る事がなんでダメなのか、そして私がまるで認知症患者のように扱われて、つい無い事を言っちゃった』と、
舌をペロリ。
追加預託費用の預りは不要であることを理解しているが、遺言完成前にもしもがあったら迷惑をかける気持ちが先行し、
5日後にある打合せ時に渡せば1回で事が済むと考えたAさん。
最終的には、預かり不要を納得してくれ持ち帰った現金は自身の口座へ送金して一件落着。
銀行や警察の対応、そしてAさんの言い分。両方の気持ちが分かる。