ある日のこと。スタッフから
「入会(契約)よりも重要な意思表示。そもそも、どういう意味なんでしょうか?」
それと、「意思表示指示書の作成にあたって苦労した点、特徴や重要性を教えて下さい」。こんな質問を受けたので、今回はそれらに応えます。
Q1.意思表示とはどういうことですか?
民法上、意思表示とは一定の法律効果の発生を欲する意思を外部に表示する行為を言うねん。
例えば、身元保証を任せたい、任されたという双方の合意を意味するわけ。そして、この合意が事務委任契約という法律効果によって成立する。
つまり、つながり会員制度への入会によって成立するわけ。
もっといえば、つながり会員制度は身元保証・24時間体制の生活支援・死後事務の事務委任契約をするわけやね。
ただし、契約書では具体的な会員様の要望(≒委任事務)などが決まっていないので、契約書よりも意思表示が重要なんよ。
Q2.作成において苦労した点は?
入会後つながり会員制度はエンディングノートつまり僕たちの名称では、【意思表示指示書】を会員様と一緒に作成していくよね。
その過程で苦労を感じた事はないなぁ。ただ、指示書を補完する書類、例えば互助会の会員証。これらの書類を求めた時になかなか出てこない時かな。
だからこそ、終活は元気なうちにといわれる所以のひとつだと実感してるなぁ。なんせ終活で重要な事はエンディングノートの作成やからね。
でも、お薬手帳はすぐ、ほんとすぐに出てくるな(笑)
Q3.意思表示指示書の特徴や重要性は?
エンディングノートと違って、指定代理人を指名する欄があることと、内容を一年に一度見直し更新していることかな。
指定代理人とは、葬儀や納骨の内容、延命治療の有無など、自身の意思を本人に代わって実現させる人を指しているのよ。
つながり会員制度で言えば、僕たちが会員さんからの指名で指定代理人となるよね。これがあることによって、契約書と意思表示指示書が紐づけることが出来、意思表示指示書の内容を僕たちが執行する役割が確立される。そして人の考えは変わるので年に一度見直しをしているよね。これが特徴かな。
因みに、意思表示指示書の作成は僕たちがインタビュアーになって、約半年かけて仕上げていってるよね。
僕はこの期間が有意義で楽しく、目指しているインタビュアーは、『サワコの朝』の阿川佐和子さん!