地域によって、火葬後の骨上げ(収骨)の仕方や骨壺の大きさが違う事をご存じですか?
今回は関東と関西の違いについて。
まずは、関東から。関東では、全骨(全身)を骨壺に納めます。
一方、関西では、喉仏を中心に主要なお骨を納めますね。
☝神戸市立鵯越斎場 この違いはなんでしょう?正解は、人口の違いが影響しています。関西方式で残ったお骨は、各斎場に埋葬されます。
ところが、関東では人口が多いため、斎場への埋葬が出来なくなる恐れがあるため全骨(全身)を収骨するらしいのです。この違いにより、骨壺の大きさに倍ほどの差があります。
これには諸説あり、昔は土葬だったのが明治時代に火葬が普及し始めたが一旦火葬禁止令が出され、その後禁止令が廃止、火葬が再開される時に全骨収骨の通達があり、関東はそれを守って、関西は守らなかったという説もあります。このように、各地域で風習・習慣は違うものですね。知らんけど(笑)
この記事を書いていて思い出しました。沖縄方面での納骨です。洗骨と言い、かつて沖縄方面で存在しており、今でも一部の地域で残っており、土葬や風葬後、家族が洗骨するという、第二の葬儀らしいです。
この風習を題材にした映画『洗骨』があります。とにかく、笑けて、泣けた!今思い出しても感動する、心に残る作品です。ビデオも出ていますので、ぜひ見てほしいです!
映画の最後、ナレーションで、祖先とは?の問いの答えが、感銘を受けました。自分の祖先、ルーツを調べたくなりました。