超高齢社会に求められるサービス・法人を目指して
現在は、さまざまな場面で、身元保証人・連帯保証人・身元引受人・緊急連絡先を求められる時代です。では、身元保証人とは誰のことなのでしょうか? 一般的には「子どもや親族」を指し、昔から当然のように、その役割を家族が果たしてきました。
しかし、現在は家族の形に多様性が生まれています。団塊の世代が後期高齢者となる2025年には4人に1人が75歳以上になる「超・超高齢社会」に突入し、未婚・離婚率の増加により、2040年には人口の半分が独身になるともいわれています。
身寄りのない人が非常に多くなる社会においても、家族の役割である身元保証人は欠かすことができず、大きな社会問題となりつつあります。
一方で、個人の生き方は多様化し、現在は一人でも生きやすい社会になりました。しかし、自分で自分を見送ることができない現実は、変わらず残されたままです。
もちろん、医療や介護保険などの社会保険制度、成年後見制度などの公的制度、民間の各種サービスが存在しますが、それらの多くは家族がいることが前提であり、それぞれの制度内、サービス内の枠が存在します。
こうべつながりは、制度の枠を取り払い、一生涯関係を持ち続ける家族のように、人生の伴走者となって、高齢者の方に安心を提供するために設立しました。
こうべつながりは、最期まで自分らしく生きるために、高齢者の方に安心をお届けする希少性が高く、価値ある存在です。また、国の施策である「地域包括ケアシステム」やSDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」にも通じると考えています。
今後も劇的に変化する超高齢社会において、柔軟に対応できる法人を目指してまいります。
一般社団法人 こうべつながり
代表理事 生駒 貴徳
代表者紹介
生駒 貴徳(いこま たかのり)
昭和63年3月 兵庫県立夢野台高等学校卒業
平成4年3月 大阪経済大学経営学部卒業
一生涯を貫く仕事にしようと決意する出来事を経験し、2016年こうべつながりを設立。今までに200名を超える高齢者のエンディングノート作成に携わる。
更に、エンディングノートや成年後見制度、遺言の書き方など終活全般にかかわるセミナー講師も数多く務める(図書館・地域包括支援センター・各種高齢者施設など)。
子どもがいない夫婦でもあるため、自身も将来を見据えて、すでに遺言とエンディングノートを完成しており、毎年見直し確認をしている。